横浜の模型クラブ クレイジーフォーム

定期展示会2017

■展示会用ポスター

2017年展示会ポスターは、エグリン地上展示をシルエットで構成したもの。

今回の会場は横浜市営地下鉄・ブルーラインのセンター北駅至近の、パナホーム株式会社「住まいとくらしの情報館横浜 北」5階会議室をお借りして開催となりました。
2日目は玄関前にポスターを掲示させて頂きました。

■開場前のメインテーブル

1958年にフロリダ州にあるエグリン空軍基地で行なわれた航空ショーの地上展示を1:72スケールで再現しました。
開場前の配置中の一葉。中央にはシコルスキーH-19がまだ置かれていない。
テーブル右端の写真は当時の地上展示の様子を撮影した写真。テーブル中央の2枚並んだ白っぽいものは、シルエットで描かれた機体配置と作者リストです。


メインテーブル右手奥から望む。


メインテーブル左手奥から望む。

■メインテーブル上の機体(一部)
H-19

SA-16(HU-16)

KB-50

KC-97

F-89D

B-36

B-52
今回は当時の機体が間に合わず、X-15を懸架したNASAの機体を展示しています。

KC-135

B-47
こちらも当時はRB-47が展示されていましたが、B-47で代用しています。

EC-121
今回ちょっと塗装が間に合っていませんが、機体をそろえることを優先し未完成ですが展示しています。

C-130

RB-66C
地上展示の機体では尾部の銃身が撤去されていましたが、B-66Bの機体をベースにしていたので撤去し忘れました。

写真では見えませんが胴体下にはレドームがあります。

B-57

F-100D

F-94C
配置図ではF-94Aと誤記してしまっていますが、F-94Cが正しい。

F-86D

F-101A

F-86H
配置図ではF-86Fと誤記してしまっていますが、時代としてはF-86Hが正しい。

F-84F
配置図ではF-94Fと誤記してしまっていますが、F-84Fが正しい。

F-102A

■展示の風景-ゲスト作品

●俺の信濃 2017バージョン
2016年定期展示会から1年、飛行甲板上の航空機プロペラ回転機数が増えて再登場していただけました。

●旧日本海軍重巡洋艦 利根
こちらもラジコンで主砲塔の旋回ほかギミックを搭載しています。


●CH-53
メインローターが回転するばかりか、ブレードをたたむ事ができます。


●タグボート ST-74
こちらもラジコン


●VVA-14
1970年代にソビエト連邦で開発されていた垂直離着陸可能な水陸両用機。
海がめのような機首が特徴です。




●MV-22
登場以来、事故含めて話題の尽きないティルトローター機。
片発になったらどうするのだろうと思っていたが、両方のローターを片方のエンジンで回転させることができるらしいので、すぐに墜落はしないとのこと。とは言え実用機として飛行機とヘリコプターの挙動を1機で実現する機体が他に例を見ないので本当の評価はこれからなのかも知れない。




●ジェミニ帰還
2017年5月の静岡合同展示会で見て以来、もう一度見たくて今回ゲスト展示をお願いしたもの。
シュトルヒとこれから形になる”仮想飛行艇”の元。2018年1月のろうがんず展示会で見事に変身することと思います。






●P-51 ムスタングエアレーサー
二重反転プロペラの回転数を変化させられるように展示台に可変抵抗器がつけられている。


●飛行艇 ドルニエDo X
12機のエンジンを搭載する飛行艇。当時のエンジンは出力不足で500メートル以上の高度が取れなかったことから、期せずして世界最初の地面効果翼となったという。
デモフライトで乗員10名と乗客150名あまりを運んだことは評判を呼んだと伝えられる。
また、当時は難しかった大西洋横断飛行も行なったが、故障や不調続出で片道9ヶ月もかかり、修理やメンテナンスに7ヶ月もかかったというので実用的ではなかった。


●SA-16A アルバトロス
メインテーブルに並んでいるアルバトロスの1:144スケール版。とても大変なキットだとコメントがある。


●I号 47mm自走砲
I号戦車B型を自走砲に改装して4.7cm対戦車砲を搭載したもの。


●マルダーIII H型 自走砲
38(t)の車体に75mm対戦車砲を搭載したもの。


●He 219 A-0 Uhu
1:32スケールの機体でとてもキャノピーが薄く綺麗







■展示の風景-会員作品

クラブ会員の作品群です。
飲食コーナー傍の一番奥のテーブル。


●ミラージュ2000E
1:72スケールの機体イタレリ製


●テーブ中程の作品群




●P-38H
1:72スケールの機体ハセガワ製


●T-4
1:72スケールの機体ハセガワ製


●スピットファイア Mk.Ia
1:48スケールの機体エアフィックス製


●アンソン練習機
1:48スケールの機体クラシックエアフレーム製


●Me109B
1:72スケールの機体エアフィックス製


●Fw190-V18
1:72スケールの機体MPM製


●La-15
1:72スケールの機体 Mig-15の当て馬として不遇な試作コンペで敗退した機体。


●スーパーエタンダール
1:72スケールの機体サニー製


●B-747-SP
1:144スケールの機体ウェルシュモデル製


●ホーク Mk.66
1:48スケールの機体タミヤイタレリ製


●ギアリングと陽炎
1:700スケール ピットロード製
フレッチャー級最終発展型と、のちに吹雪を生む陽炎型駆逐艦1番艦


●ショートサザーランドMk1と自衛隊のLAV
1:72スケール イタレリ製飛行艇サザーランドは、人が近づくとプロペラが自動的に回転するギミックを搭載。
1:35スケール タミヤ製LAVは今回隊員たちは不参加。


●144スケールの大戦機
のちほど個別写真を並べます。


●74式戦車
1:35スケール タミヤ製。今回は他に自衛隊車両が並んでいるので友情出演という感じが強いです。


●高機動車
1:35スケール キャンバストップ。


●89式装甲戦闘車
1:35スケール ピットロード製。




●RSOトラクターとFLAK38
1:35スケール イタレリ製とトライスター製の牽引車
東部戦線用に開発された無限軌道式のトラクターだそうです。




●144スケールのP-51 バリエーション




























メインテーブル左側の自由作品展示
●VB-29
1:72スケール 30年前のエアフィックス製


●WB-47
1:72スケール 30年前のハセガワ製


●C-69
1:72スケール 26年前のエレール製


●RB-50
1:72スケールアカデミー製アルミシールで表現


●コンステレーション
1:72スケール エレール製


●B-36
1:72スケール モノグラム製


●F-100D
1:48スケール モノグラム製






●F-86D
1:72スケール ハセガワ製


●XF-84H
1:48スケール プロジェクトX製


●F-100C
1:72スケール トランペッター製


●ポルシェ911
1993年スーパーカップレースのときのもの? ミカ・ハッキネンがドライブしたポルシェはこれしか調べられなかった・・・。
違っていたらごめんなさい。


●1973年モノグラム製アクションキット
完成品として販売されていたようですが、レストアに際してデカールも手製の復刻版にし、軟質樹脂製の塗装も克服したそうです。
羽根が上下に羽ばたくように稼動します。

■受付左側の自由作品展示

奇しくも3Vが並んだ
●ヴイクター
マッチボックス製 1:72スケール イギリス空軍の核搭載可能な爆撃機として一番最後に登場したハンドレページ社製の機体。
1957年に就役し、1961年から配備が開始された。通常爆撃任務だがインドネシア・マレーシア紛争では実戦参加した。
1965年以降は空中給油機として改修され運用が続けられた。

●ヴァリアント
エアフィックス製 1:72スケール イギリス空軍の核搭載可能な爆撃機として一番最初に登場したヴィッカーズ社製の機体。
1955年に就役し、1957年から行なわれた「グラップル作戦」でイギリス空軍機の中で唯一、実際に核兵器を投下した機体となった。
とは言え、本来は1947年1月に出された先進ジェット爆撃機の選定から漏れてしまって日の目を見ないはずだったが、他の二機の実用までは時間が掛かる為つなぎの爆撃機として用いられる不遇な機体である。

●ヴァルカン
mpc製 1:72スケール イギリス空軍の核搭載可能な爆撃機として二番目にに登場したアブロ社製の機体
1956年にイギリス空軍は初号機を受け取るが、士気高揚のため(それくらい核搭載が可能な抑止力となる爆撃機を求めていたのかもしれない)世界一周を実施する。

操縦者は射出座席で、システム士官たちはパラシュートでの降下方式だったが、実際に人命を失う事故をへて全員パラシュート降下で脱出する形に改められている。
実戦は1982年の「フォークランド紛争」で2機が参加した。このとき空中給油機に改修されたヴィクターが同行している。
「フォークランド紛争」後、退役するはずだったヴァルカンは問題を抱えていた空中給油機問題のつなぎとして、空中給油機に改修され1984年まで運用された。
爆撃機として高々度飛行のため低翼面荷重が採用された結果、1955年のファーンボローでは離陸直後にバレルロールしてみせるなど、低空でも異例な軽快性を誇ったと言われる。また、副次的な特徴として、特定の角度ではステルス性能も発見される。

2017年11月の定期展示会で撮影した写真は、これですべて掲載しました。